まどろむ

ダラダラして暮らしたい

生後1カ月の息子と飛行機に乗った話

息子を生後1カ月で飛行機に乗せてしまった人です。
私が産後うつになってしまい、保健師さんたちから絶対里帰りした方がいいと言われて母と叔母に協力してもらって急遽里帰りした。実家は熊本、今の住まいは埼玉だ。
本当は里帰り出産するつもりだったけど、切迫早産で入院してしまったため帰れなかった。

生後1カ月の赤子をどうやって埼玉から熊本まで連れていくか迷いに迷った。移動時間はどんなに最短でも5時間はかかる。
季節は2021年11月下旬。当時確かコロナのオミクロン株が日本に入ってくる直前だった。

とりあえず買えるものはネットで買って実家に配送。自分の荷物も宅急便で送る。

なるべく人混みを避けたかったので家から空港まではチャイルドシート付のタクシーを使用。ちなみに都内からだったら空港定額タクシーというのがあり、料金が固定されていてお得。

抱っこ紐やベビーカーを用意していなかったので、空港でベビーカーをレンタル(無料で貸してくれる)。座席をフラットにできたので首が座ってない子でも使えた。

お昼寝の時間を狙って飛行機に乗る。席は後方。

家を出る直前に授乳とおむつ替え→空港に着いたら授乳とおむつ替え→熊本に着いてから授乳とおむつ替え→実家までは自家用車(姪が使っていたチャイルドシートを借りた)

手荷物は最小限に。リュックに粉ミルク2回分、哺乳瓶2本、調乳用のお湯とミネラルウォーター、おむつセット、着替え1組(肌着とカバーオール)、おくるみ1枚、口拭きタオル、おしゃぶり、ガラガラ
ショルダーバッグに財布、スマホ、ハンカチ、悪露用ナプキン、のど飴、予備マスクなど

空港で私は初めてベビールームの存在を知る。世の中にはこんな便利な施設があったのか!と感動した。
ベビールームとは赤ちゃんのお世話に必要なものが揃った部屋のことである。
具体的に言うとおむつ替え用のベッド、おむつが捨てられるゴミ箱、母乳をあげるための授乳エリア、手洗い場、調乳用に設定された温度のお湯が出る機械、離乳食を温めるためのレンジ等がある部屋だ。

なので水筒にお湯を入れて持って行ったのだが必要なかった。

また、冬だったので息子に厚手のキルト生地のカバーオールを着せて行ったのだが飛行機内が意外と暑くて汗をかいていたので薄手にすればよかった。

泣き声を一番心配していたが、ミルクを多めに飲ませていたせいか、タクシー内でも飛行機内でも息子はほぼ寝ていたため静かに乗ることができて本当に助かった。耳抜き用におしゃぶりを持って行ったけど使わなかった。

道中感じたのは、赤ちゃんを連れているとみんな優しいし接した人みんなが笑顔になる。(うちの子かわいいもんな!!)
そしてお婆さん方に絶対といっていいほど話しかけられる。羽田でもソファで休んでいたら隣にいたお婆さんに話しかけられ、かわいいね。お母さんは大変だと思うけど頑張ってねと励ましてもらって泣きそうになった。

赤ちゃん連れだと何かと時間がかかるけど家族の手を借りて無事に実家までたどり着くことができた。息子も体調を崩したりすることなくほっとした。
こんな月齢が低い子に長時間の移動させるなんてと思うかもだけど自宅にいたままだったら本当に自分が壊れていたと思うので無理してでも帰ってよかった。